<<2003年3月29日殿上山スノーハイク>>
愛甲@13期、安藤@28期、飯岡 @34期 (記録/写真)


3/29朝8:00 。若いころには遊びとなるとわくわくして早く目が覚めてしまったも のだが、朝食ぎりぎりまで寝てしまえるのは年のせいなのだろうか??最近の運動不 足のせいなのか??などと思いつつ1Fレストランへ向かう。窓の外には深い霧が降 りている。殿上山ハイクへの一抹の不安がよぎる。
降りてみると、愛甲さんと高橋校長はロビーで話をされていた。話に参加しているう ち、安藤さんが到着。
われわれの優雅な朝食を横目でにらみつつ、外の深い霧を心配している様子。
高橋校長はここのところの温暖な天候からなだれを気にされている。

まあ、ちょっと歩いてみてまずそうだったら引き返しましょうよ。ということで話は まとまり、出発準備とあいなった。

10:20ごろ出発、、。霧はあるが多少明るくなってきたようである。愛甲さんはコン パスを忘れたという。あとの2名はコンパスは持っているけど、誰も地図は持っては いない!はなっから愛甲さんの勘と経験だけが頼りの雪山ハイクである。霧、道迷 い、なだれ、etc。大変な不安がよぎる。

愛甲さんの勘により、取り付きと思われる沢筋に入り込む。樹林の中は思ったよりは 明るい。雪は春山とは思えないほどしっかりついている。表面はかたくしまっている ように見えて、体重を乗せると20CMほどは軽く沈んでしまう。あわてて歩くと足を くじきそうになる。とても静かだ。
安藤さんはいつもどうり無口に歩く。愛甲さんと飯岡はしゃべりながら歩いている。
荷物が重いからか、(体重がおもいのか)飯岡は良く沈み遅れがちなので、ワカンを つけさせてもらう。
昨年購入したアルミのワカン、、、。初めての装着であった。
アルミワカンの威力は甚大で一気にトップにたった。

しばらく歩くと林のある尾根のようなところに出た。しかし愛甲さんの勘はどうも道 間違えを予感したようである。前回よりも尾根にでるのが楽すぎると言われる。コン パスを出してみる。
安藤さんの立派なコンパスは100円ショップで購入の一品、、。飯岡の山道具屋で 買った高級コンパスと遜色なく同一に北を示している上に、干支による方位まで表示 されている。安藤さんの勝ち誇ったにやにや笑顔が印象的である。

どうやら夏道より奥の沢筋から入り込んでしまったらしいことが判明した。さて、ど うする、、、。と、前方の潅木の先がまるで平坦地があるかのように白く光っている ではないか。とにかくそこまで行って地形を確認してみようということになり、歩い ていくと、、、。
なんと、林のドンづまりを抜けると、そこは小さな広場ではなく、真っ白な雪原、し かも左上方にはリフトが動いている、、、つまりスキー場だったのだ!!
われわれは車山スキー場の一端にでてしまったのである。
あ〜あのときほど、スキーを背負ってくればよかった〜と思ったことはない。自分た ちの姿がとても情けなく思えた瞬間だった。

情けなさを背負いながら1歩1歩リフト乗り場に近づいていく。もうこの際だからレ ストランでお茶でも飲もうかと思い立ち寄るも、オーダー料理を出す立派なレストラ ンだったため断念。そのまま上へ上へと歩き、われわれ3人以外は人が見えなくなる ところまで歩き、おにぎり1個づつとあんぱんなどの軽食とアンデルマットで入れて もらったテルモスのコーヒーで豪華なお昼をとった。
昼食を食べると愛甲御大は俄然元気回復!車山の尾根を伝って、殿上山へ行こうぜい !ということになり、一行は再度上に向かって前進したのである。天気はいつの間に か快晴になっていた。
そして、これ以上は上がないというところまできたとき、、、そこが本当の尾根で あった。誰も踏んでいない真っ白でおおらかな雪原が目の前一杯に広がってい た、、、。3名しばし感動!

安藤さんは一人しずかに白い無垢な傾斜にシュプールをつけて楽しんでいる。飯岡は 雪原に寝転がって大騒ぎしている。(安藤先輩にはしゃぎすぎだとしかられる)
愛甲さんは後方から写真をとっている。(ときどき雪にはまっておられる:写真参 照)

次回はこの雪原にスキーを担ぎ上げてみんなでエコーバレーに向かって滑降するツ アーを是非企画しよう!!と盛り上がりながら、殿上山へ到着。上がってきたルート を何度も何度も上から確認し、景色を十分に堪能し、一路エコーバレースキー場に向 かって下山した。
到着は2:15PMごろ、、、だったと思う。