【第四日目】
6月13日 今日は近くの湖の畔をトレッキング、草原でピクニックランチを楽しもう、という予定
だったが、残雪が多く天候も思わしくないので計画変更。というより昨夜招いた面々
が、すでに私達のプログラムを用意してくれていた。今日から私達の運転手は高橋
隊長。町の人達の先導でゴッタード峠に向かう。峠のピークにはロシア軍と戦うナポ
レオンの大きな銅像が建っていた。一般道路からはずれ辿り着いた岩山の前には
不気味な鉄の扉がある。案内人の肉屋さんがインターフォンを押すと、現れたのは
周囲の情景に場違いな美女。ここはスイス軍が要塞として使用していた場所を3年
前にレストランとセミナーハウスに改装した由。軍用車が出入りしていたトjンネルを
進むと突然明るいレストランが出現。件の美女が宿泊室や風呂場を案内してくれた。
レストランにはチーズ、ハムワインが我々のために用意されている。いやはや驚く
べき施設だ。アンデルマットの人々もここを尋ねたのは初めてであったという。
ワインとつまみが一掃されたところで見学終了。
岩窟を後にして峠を越えると突然青空が広がる。しばらく峠を下り、とある駅の駐車
場に入ると(後にLavorgo駅と判明したが地図上の場所不明)なにやらスイス音楽
が聞こえてくる。道路の向いに巨大なテントが設営されている。中に入るとステージ
があり、そこで老若男女混成の「村の音楽隊」が演奏している。我々には全く事情
がわからず「ナンダナンダ」と思いつつ200人位収容されていそうな片隅のテーブル
に着く。早速大きなステーキとマッシュポテトの皿が運ばれて来た。
どうやら地元の少年アイスホッケーチームに関わるイヴェントらしい。シーズンが終
わっているので祝勝激励会のようなものか。ここで焼かれている牛が件の肉屋さん
が卸している、とのことであった。昨夜のパーティーには出てこなかったガンマー夫人
が今日は大活躍。ワインがまわり、私は調子に乗ってダンスを踊り始める。宮本さん
を相手に踊り始めたらガンマー夫人も皆を次々ステージに引き上げる。音楽がスイス
民謡(多分)に変わると我々日本人チーム全員輪になって即席フォークダンス。
更に私はハーモニカで演奏に参加。はしゃぎまくってしまう。日本でこれをやったら
多分顰蹙ものだろう。しかしスイス人は皆寛容で控えめのようだ。
隣の席のイタリア人のオジサンが興味深げにしきりと話しかけるのだが英語が全く
通じず、ガンマー夫人がイタリア語で中に入ってくれた。なにやら私達のことを「ある
ことないこと尾ひれを着けて」説明している様子。まあいいか、という訳で私はオオ・
ソレミオ、サンタ・ルチアをカタカナイタリア語で合唱。〆はフニクロ・フニクラだった。
引き続き案内された場所はスイスの古い保存民家とその町の教会。
民家は200年以上前に建てられた家屋で、各部屋の調度品も殆ど当時のまま保存
されている。管理人の若い女性は今日の案内のため、ここの裏山の自宅から2時間
かけて徒歩で降りてきたという。スイスの田舎の人はとにかく人がいない高い山の
上に住むことを好むらしい。とは、高橋隊長の解説。
朝から充実した一日だった。
今夜はホテルで夕食。鈴木シェフが非番のため同席する。オーダーはメニューにな
いあれこれを皆勝手に鈴木さんにリクエスト。これも贅沢なひと時であった。
ガビーさんが勤務を終えて来訪。明日から私達が使う新しいレンタカーを運んで来て
くれた。経費節約のためのきめ細かい配慮だ。本当にありがたい。
Hotel 3Koenige&Post泊
岩窟レストラン入り口

岩窟レストラン

村の祭り

村の祭り

村の祭り

村の祭り

村祭り(右がガンマー氏)

FACのダンス

古い教会(崖の上にある)

古民家

古民家

アンデルマット全景
