【参加者の報告】

28期スイス帰りの安藤です。
 
今回のスイスハイキングはゴンドラや登山電車で登って下りだけのハイキングでした。
このように下りだけの山歩きでも歩いている間は歩いて登ったときと同じように楽しい
し、お昼に美味しい食事にビールやワインとくれば、もう天国でピクニックの気分です。
北アルプスや南アルプスは気軽にとはいきませんがスイスアルプスは気軽に緑の絨毯
の高原散歩が楽しめるところでした。
宮本さん
こちらのデジカメにも宮本さんがダンスしているところがビデオで残っています。
(ただしパートナーがかっこいいスイス人でなくてテンガロンハットのオジサンです。)
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16期 高橋です。

スイス山村トレッキング・チームは当初の行動予定をほぼ無事にこなして帰国
しました。
ほっと一息、報告をと思ったとたん、台風6号の巨大な雲影をモニターに見
る。
そのあまりの巨大さにひと時呆然とするも、時差ぼけさえも味わう暇なく、私
は現在能登半島七尾湾、愛艇の艦橋。
21日17時、台風は若狭湾を抜け、能登半島を直撃するコース。
厳重な舫ロープ張りの重労働はすでに済ませ、艇は舳先を南に向け来襲する轟
風を待つばかり。
緩やかなローリングとピッチングの連続、それに身を任せてキーボードをたた
く。
先週ベッケンリードから乗った蒸気船、周囲の緑の山々と通り過ぎる街や教会
の尖塔が思い浮かぶ。

マストのハリヤードがうなり始め、すでに風速30ノット。
というわけで、私からの報告を数日延期させてください。
舫の締め直しにカッパを着ます。
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  13期 愛甲 勝久
現地在住フォックス・ノリコさんの便りにこんな情報がありました。
タイトルがなんと「治外法権」です。

ツエルマットをスイスと思っては大間違い。あそこはスイス外、観光客租界で
あります。電気タクシーはユーゴスラビマフィアが牛耳り、ホテル関係も旧東
の連中に占領されています。大体、あそこでドイツ語を話してどの程度通じる
のか?と思われます。現に私たちが行ったときも、主人は英語でレストランの
注文をしていました。あそこで美味しいものを期待するのは無駄ですし、然る
べきサービスを期待しても無理。「通り過ぎる客」に「いっとき滞在の観光従
事者」の町です。原住民のホテルオーナーたちは、観光資源の上にどっかり腰
を下ろしているだけ。
「景色は最高なんだけれど...。行く気しないわね。」と言うのがスイス在
住人の意見です。諸々の事を完全に無視できて、単純に山が見たい!あの山々
を見ながらスキーがしたい!と思うときのみ行く所と認識しています。お帰り
早々、けちをつけるようで申し訳ないのですが、あの山々だけ思い出してくだ
さい。あれにはケチのつけようがありませんから。大快晴の雲ひとつない青空
に白い山々を見ながらのスキー、天国にいるよう、なんですが...。

同じ世界的観光地でもグリンデルワルドは、その点まだスイスの風情を多く残
しています。町中の混雑、車の渋滞は仕方がないものの、行こうか、と思える
場所です。前回のメールに書いたように近辺には沢山見るところがあります
し、数日滞在しても飽きることはありません。あの滝の先からはシルトホーン
行きのケーブルカーがあって、ミューレンの村に登れます。ミューレンから見
るアイガー、ユングフラウ、メンヒもまたいいものです。シルトホーンの頂上
からはトゥーン湖の向こうにユラ山脈が見えます。2年くらい前の秋に、あま
り芳しくないお天気の日でしたが、撮った写真があります。CDに焼いてあった
と思うので、探してお送りしたいと思いますが、今は
ちょっと時間が...。近いうちに送ります。
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宮本@21期です。
 
帰国した18日は山のような洗濯物と格闘し、計7回洗濯機を回しました。
椅子にに腰掛けるとうとうとするという状態が20日まで続き、ようやく
本日から通常の生活に戻りました。
今日の新発見は、ハイインパクトの有酸素運動にも息切れしなかった事です。
酸素の薄い状態に体が慣れていたためと思われます。
 
さて他の参加者が書いていない事を皆さんにお伝えしようと
考えておりますが、とりとめなくなってしまう事をご了承ください。
 
まずスイスの食べ物ですが、「スイスは食べ物が美味しくない。」
と言われておりました。ところがところが、痩せて帰る予定だったのが、
美味しいパンとチーズとハムにワイン・・・。アルペンマカロニも
チーズフォンデュもいけましたよ。結局数百グラム重くなっていました。
 
スイスの人は蝿が食べ物に集っても、ほとんど気にしません。
我々はトレッキングの最中に大きな牛の糞に集っていた蝿を思い出し
追い払うのですが、スイスの人の目に日本人の行為はどのように
映ったのでしょうか。
 
スイスの田舎の住宅はほとんど斜面に建っています。
見上げるような岩壁の上に建っている家に帰るには、車と徒歩で2時間とか・・・。
スイス人は高いところが好きだそうです。ご招待されても考えてしまいますね。
ガビー・メイさんとノリコ・フォックスさんのお宅に招かれたのですが、
どちらのお宅もとても大きくて清潔で、斜面を充分に生かして
建てていました。ガビーさん宅の居間からは山が望めて、なにより
その事が一番羨ましかったです。
ノリコさんのお宅は地下が核シェルターになっているとの事、
永世中立を守ることは覚悟が必要なんだとしみじみと思いました。
どこかの国のようにどっちつかずの中途半端では国民を守れませんね。
 
ツェルマットに入る前の4日間は全く日本人に会うことはなかったのですが、
ツェルマットからゴルナーグラート(3131m)までの登山電車では日本語の
案内があり、終点のゴルナーグラートからさらに数分登ったところにある
ホテルの当日の宿泊者は、40名ほど全て日本人でした。
クラインマッターホルン(3883m)では、ケーブルを降りてすぐに頭がクラクラし
展望台までの階段は一歩一歩踏みしめるように息を整えながら上りました。
 
ガスが晴れて突然山々が見えたときに、思わず感涙してしまったことや、
登山電車の中から見たマーモット、牛達が縦横30センチ位ある重そうな
カウベルを、ガランゴロン鳴らしながら山道を登っていく姿・・・。
物語の中の景色のような山道を、いつまでもいつまでも歩いていたかったです。
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  13期 愛甲 勝久
若林、安藤、愛甲三人がシャッターを切ったものだけで千コマに近い画像があ
ります。更に高橋隊長の1コマ600kあるという画像はどう言うわけかXPで
再現できず、先日北原君に原因探索のためそのCDを預けました。
報告記録とそれを補完する画像はCDに写し、稲葉君に預けてありますが、H
Pに載せるには相当手間がかかる作業であろうと推察しています。
意外だったのですが、安藤君はかなり多くの花を写しています。「花」と
「マッターホルン」だけを集めたCDも編修してみました。これもいずれHP
に掲載してもらいたいと思っています。
なお、高橋OBは今週毎日インスブルック周辺のチロルの山々を飛び回ってい
ます。気温15℃前後の快適な日々だとか。ボーダフォーンはTVCFの通り
国内通話と全く同じに機能するので、驚くにはあたらないのでしょうが、私は
驚いています。八ヶ岳山麓でNTTドコモで通話できない場所がありました。
もっともパラグライダーで上空に出れば無線を妨げるものは無い訳ですが。