
【合宿報告 愛甲@13】 |
12日 |
| 予定とおり穴水港に集結。アンデルマット二世号甲板にて昼食の後、プレジャーボート |
| 万里号に乗り換え出漁。まず倉石さんがいきなり30センチの真鯛をゲット。直後愛甲に |
| も小型が食いつく。次々と何故か鯛ばかり12匹。なんとか夕飯用の釣果はあった。 |
| 夕食はマリーナのゲストハウスに設置された屋外バーベキュー場で大宴会。 |
| 大量の魚は倉石先輩と自称板前の吉川OBが捌き、自称コック長砂川0Gがシーフード |
| サラダに仕立てる。 |
| 食後は船のキャビンでコーヒーータイム。BGMは船室の棚にあったCD「うたごえ喫 |
| 茶名曲集」。話題は自ずと現役時代の合宿の思い出話。 |
| 宿泊は艇長、砂川、依田、3名が船泊。男性4名はマリーナのゲストハウスに泊まるこ |
| とにしました。 |
| 外洋も航行できるこの船の設備でなによりも驚かされたことは、船室に無駄な空間がま |
| ったく無い事。45フィートの船内(甲板の下)で一番広い船室はやはりキャプテンル |
| ーム。ダブルベッド(テント泊のつもりなら4名可)、トイレ・シャワー室、クローゼ |
| ット、全自動洗濯機。キッチンはコンロ、冷凍・冷蔵庫、電子レンジ。サロンルームの |
| センターテーブルは8名が囲む事が出来ます。このテーブルのベンチシートもベッド転 |
| 用可能。その上部は固定ベッド(左右各1名)になっています。部屋の奥は二つ目の洗 |
| 面・トイレ。さらに奥の扉を開けたら、甲板にある錨をおろす鎖が収納されていました |
| 。船内の全ての壁面となるスペースは窓(防水ハッチ付)の部分を除きことごとく収納 |
| キャビネット・棚、になっています。無論床もエンジンや燃料タンクのある部位以外全 |
| て床下収納スペースです。我がうさぎ小屋もこれに倣って改造したら、ずいぶん使い勝 |
| 手が良くなると思いました。 |
13日 |
| 7時起床。男性5名は万理号で出漁。昨日食材には十分な獲物を確保してあるので、気 |
| 楽に遊びに出たのでしたが、30分ほどの間にまたしても倉石さんが大きな鯵を釣り上 |
| げ、朝食のメニューに追加すべく早々に帰港。オムレツ、鯵のタタキ、鯛の潮汁、サラ |
| ダ、という按配。 |
| 今日はいよいよクルージングに出航。穴水湾は快晴微風。艇長いわく「アンデルマット |
| 二世号」10年の航海で最高のコンディションとのこと。いよいよセールを張る。この |
| 作業は想像していたそれと異なり、艇長一人で対応可能なように装備されていました。 |
| 帆走には風が弱いため主にエンジンを回す。操舵室の各種計器に皆興味津々。マリーナ |
| の別荘地の宣伝用航空写真を撮影するため近くを遊弋されたし、との連絡があったので |
| 一時間ほど被写範囲を回遊していたのですが、それらしき飛行機は現れず、現場を離れ |
| ました。能登島回遊をリクエストしたのですが時間が足りないという事で断念。視界に |
| はなぜか海上保安庁の巡視艇があるのみ。エンジンを止めると帆走4ノット。皆ぞれぞ |
| れ時を忘れ洋上の静謐に浸る。私は甲板で昼寝。目がさめると艇長達は帆を下ろす作業 |
| をしています。 |
| 桟橋に帰港、着岸の舫作業をしているとき、私は陸側から船首に向かいロープを投げた |
| 瞬間海に転落してしまいました。海水は意外に暖かくこれなら海水浴も出来たのに、と |
| 思いました。写真を撮ろうと皆がそそのかすので、もう一度同じ場所からダイビングし |
| た事が大失敗。眼鏡を海中に落としてしまったのです。今度は潜水して眼鏡を探したも |
| のの、藻が多く見つかりませんでした。 |
| 今日は皆で穴水町にある温泉にでかけ、汗を流しました。マリーナには温水シャワーが |
| あるのですが、やはり温泉は格別です。 |
| 夕食は砂川コック長の「鯛カレー」。つまり沢山釣った鯛を肉の代わりに使った料理と |
| いうわけ。普通よりゆるめに仕上げたカレースープというオリジナルメニューです。 |
| 食後の船室での団欒は、いつの間にか穏やかな洋上とは場違いな「人間を不幸にする日 |
| 本というシステム」というテーマに皆が厚く語り合いました。 |
14日 |
| 冷凍庫の獲物の残りを煮魚に調理。これで海の幸は無駄なく私達の食卓に上がったわけ |
| です。 |
| 私は昨日海中に消えた眼鏡を探索のため潜水。しかし見つかるはずも無く、断念して周 |
| 辺を遊泳。数十年ぶりの海水浴に興じました。 |
| 3日間の合宿を終え、吉川、安藤OBは長野道に向け帰路につき、砂川、依田OGは能 |
| 登空港へ、倉石、高橋OBと私は砂川、依田OGを能登空港に送り、山彦谷に帰着しま |
| した。 |
【特別寄稿 田中@16】 |
| 高橋船長、万里号乗り組みの皆さんへ、 |
| うーん、なんとも羨ましい。釣キチの礼三としては、『いきなり30センチの真鯛 |
| をゲット、、、』等と書かれると、ワーとその情景が頭に浮かび、ましてや、30 |
| センチの鯛となるとガンガン引くし、餌は何を使ったのかとか、仕掛けは、竿 |
| は、等と想像が逞しくなって、仕事が全く手に付かなくなるのであります。イベリ |
| ア半島に15年、様々な釣りに挑戦しました。中でも思いで深いのは、地中海の黒 |
| マグロ(本マグロ?)釣り。なにせ、300KGクラスになると築地に半冷凍で直 |
| 行し、1000万円で取引されるとか、そして、高級寿司屋で一握り3千円に化け |
| るのだそうだ。僕はそんな大きなマグロは釣ったこと無いけど、バルセロナに住ん |
| でいた頃には、最高で90キロ、通常は30キロのマグロを毎夏何匹か釣っていま |
| した。ポルトガルでは、大物つりは手間隙がかかるので、もっぱら磯釣りです。夏 |
| には自宅前の岩場から丸々と太った大鯖が入れ食いで、ゴルフした後の夕方、2時 |
| 間ほどで30や40匹釣っては在留邦人に配っていました。子供たちからは鯖のオ |
| ジサンと呼ばれています。それと、秋から冬にかけては石鯛、黒鯛です。日本製の |
| 繊細な仕掛けでよく釣るものだから、地元の釣り仲間からはマエストロと呼ばれて |
| います。日本製の仕掛けを使えば誰でも釣れるのだけれど、、。 |
| ところで話は変わって、僕の誕生日は恐ろしいテロのあったセプテンバーイレブ |
| ン、従って今年の9月で60歳となり定年を迎えました。と思いきや、直前に、会 |
| 社から打診がありもう少し仕事しろとの事で、欧州に残って、ホンダのモータース |
| ポーツ関連のアドバイサーを勤める事となりました。当面ポルトガルの現住所に留 |
| まりますが、仕事次第では古巣のバルセロナあたりに移る可能性もあります。 |
| てなわけで元気にしています。ハゲ化は止まりませんが、富士校時代のボディサイ |
| ズ186・83をキープし至って健康です。愛甲さん、10月末には日本に出張し |
| ますが、かなりのバタバタスケデュールなので再度連絡します。 |
| 釣りのニュースに興奮してメールした16期、田中礼三でした。 |






































