23日: |
| 新宿発7:00の“あずさ”で21期3名は久しぶりの山行に出発しました。 |
| 快晴の天気に恵まれて蓼科山登山口から入山しました。真っ青な空を見上げると |
| 黄色い唐松とのコントラストに目を奪われます。コナラの落ち葉を踏みながら |
| 気持ちの良い歩き出しでした。順調に高度を稼ぎ、振り返ると八ヶ岳に蓼科湖から |
| 車山まで大パノラマです。 |
| バスの中から見た白いものは霧氷でした。頂上に近づく頃には、今までのお天気は |
| 嘘のようにガスがかかり、ゴーロは歩きにくく強い風は体温を奪います。 |
| ほどなく今日の宿泊地の蓼科山頂ヒュッテに到着しました。目と鼻の先の頂上からは |
| もう何も見えませんでした。 |
| ヒュッテに入ると暖かく、ジャズが流れていました。小屋番がどんな人かによって、 |
| その1泊が快適にも最悪にもなります。今回は大当たりでした。 |
| 宿泊客は我々を入れて6名。愛知のお坊さんと26歳の看護婦さん2人でした。 |
| 夕食の頃にはクラシックに変わり、小屋番さんのピアノの演奏も披露され、雰囲気を |
| 盛り上げてくれました。 |
| 食後に外に出るとデッキも岩も真っ白に霜が降りていました。強い風のせいで時々 |
| 星が望めました。天の川も見えました。佐久平の明かりも手に取るように見えました。 |
| 寝る前にストーブに薪を目いっぱい入れて小屋を暖めてくれて、気持ちの良いお布団で |
| ゆっくり休むことができました。 |
24日: |
| ご来光を見るために5:30に起きて、霜の付いた岩の上を足を滑らせないように、 |
| 注意しながら頂上に向いました。壮大な雲海が広がる光景は、何度見ても感動します。 |
| 無事に陽が昇り、雪を頂いた南北中央アルプスから八ヶ岳・奥秩父と、申し分のない |
| 眺望に大満足でした。朝食の準備ができた合図の鐘が聞こえ、名残惜しかったけれど |
| 山頂を後にしました。 |
| 食後のコーヒーを楽しんでゆっくりと出発です。将軍平・天祥寺平までは急降下でした。 |
| 亀甲池から北横岳までは4〜500メートルの登りです。ゆっくりと高度を稼ぎ、途中には |
| あちらこちらの苔むした岩穴にヒカリゴケを発見。滞りなく北横岳の頂上を踏み、 |
| ピラタスロープウェーで下山しました。 |
| 今回は小斎の湯で汗を流しました。露天風呂は仇討ちの湯と名づけられていて、 |
| 女湯から男湯が見えるようになっていました。普段覗かれてばかりいる女性がここぞと |
| ばかりに仇討ちするという訳です。 |
| この露天風呂は洗い場も外で、とても寒くてすっかり風邪を引いてしまいました。 |






