なかなかお天気に恵まれずに、延び延びになっていた黒戸尾根が、やっと実現しました。 |
お天気もまずまずで、完全燃焼しました。 |
27日: |
06:05 竹宇駒ケ岳神社駐車場に集合。今日は標高差1600mを登る。 |
懸案のコースだったので、南アの雰囲気を満喫しながらルンルン・ウキウキ気分で歩く。 |
いたるところに石仏や石碑がある。 |
刃渡りは普通の岩場。怖かったのは足場が刻んであるだけの垂直の花崗岩の鎖場。 |
11:36に足取りも軽く下って来た男性は、私達と殆ど同じ時間に駐車場を出発して、 |
もう頂上を踏んで下って来たとのことで、健脚という言葉では済まされないほど凄い。 |
日帰りの一人旅の人が思いのほかいて、このコースを歩く人は健脚揃いだと感じた。 |
13:00 うんざりするほど梯子を上って七丈小屋に到着。今日の宿泊者は25名。 |
小屋番さんはユニークな人。でも小屋は暖かく清潔で掃除が行き届き、Aランク間違いなし。 |
28日: |
04:30 満点の星空の下出発。小屋裏のいきなりの梯子からきつい登りが始まる。 |
今日の標高差は600m。8合目辺りでご来光を拝む。風が強く寒い。初霜柱・初ツララを発見。 |
ここまで来ると紅葉もかなり進んでいて、来週にはピーク迎えると思われる。 |
07:15 頂上着。高山では初冠雪があった模様。雲海に浮ぶ八ヶ岳。遠く北ア・中央アから富士山 |
まで、360度の大パノラマに大感激。 |
1000mの下りが始まる。摩利支天を横目に、ザレ場を用心しながら下る。 |
相変わらず風が強く寒い。 |
リーダーの膝の調子が悪かったため、尻餅もつかずに下れた。 |
お天気は下り坂のようで、かなり運がよかったようだ。 |
こんなに寒いのに、まだ頑張っていたゴゼンタチバナ・キオン・ヤマハハコ。 |
実を付けたナナカマドが紅葉して、とても綺麗だった。 |
12:00 北沢峠着。 |
バスの時間との兼ね合いで、藤田ケルンには行けずに心残りだった。 |
鶴留・宮本だけでは多少の不安があり、稲葉君に同行をお願いしました。 |
稲葉君は39年前と41年前に登ったとのことでした。 |
次々に腕力が必要な鎖場が現れ、二人だけだったら「この先どんな鎖場があるのだろう」と、 |
きっと不安になっただろうなと思いました。 |
実際登ってみて、下るのはかなり嫌なコースだと思いました。 |
久しぶりのお天気の土日だったため、人出は多かったと思いますが、登山道は腐葉土で柔らかく、 |
奥深い南アの苔むした原生林は静かで素敵でした。 |
宮本記 |
体力低下、試練信仰の山、苦しさは忘却の三択だと思いますが、この何年かでは一番大変な山でした。 |
木漏れ日の雑木林で栗拾いながら始まった甲斐駒登山です。しかし楽あれば苦あり何度空を仰ぎ見つつ |
はしごに手を掛け、鎖を握り締めたでしょうか。あえぎながらたどり着いた頂上はぐるりの展望で、 |
いつものことながらはっきり分かるのは富士山、槍ヶ岳ぐらいなのがとても残念でした。 |
今回も腹痛靴擦れと冴えない山歩きでしたが、おかげさまで無事に終わりました。 |
冬に向かい高い山もしばらく休みです。 |
鶴留記 |