忘れられた道 碓氷峠もみじ道・高嶺道 2008/11/08

2007年11月10日に雨のため断念したもみじ道を OB会8名(平均年齢61歳)で歩いてきました。
ルートは、稲葉OBが2007年7月16日に逆コースで踏査したもの。高野辰之作詞の文部省唱歌「紅葉」の舞台で、
かっては盛んに歩かれた道でしたが、今はすっかり忘れ去られており、静な山歩きを楽しむことができました。

08:00 横川駅に電車で5名、車2台で3名が集合。
09:30 車一台をR18碓氷峠へデポし、熊ノ平駅前から登山開始。
12:30 碓氷峠着、昼食後高嶺道を下山
14:36 R18碓氷峠着

紅葉
高野辰之
一、
  秋の夕日に照る山紅葉、もみじ 
  濃いも薄いもかずある中に、
  松をいろどるかえでつたは、
  山のふもとの裾模樣すそもよう
二、
  たにの流に散り浮く紅葉、もみじ 
  波にゆられてはなれて寄つて、
  赤や黄色きいろの色さまざまに、
  水の上にも織るにしき

大正元年測量、同4年発行の5万分の1地形図・軽井沢に記された「もみじ道」


今回の踏査軌跡

GPXファイル(カシミールで閲覧解析可)

碓氷峠の茶屋、滋野屋(しげのや)で売っているパンフレット


裏表紙に高嶺道、紅葉道の地図


本文中の高嶺道、紅葉道の説明



1 横川駅 8:05集合


2 重要文化財「めがね橋」にて


3 熊ノ平駅前。建物は変電所


4 カーブミラーのところから入り、右の尾根に乗り上げる
かってのハイキング道入口部分は崩壊している


5 熊との格闘兼用のピッケルで泥壁にステップを刻む


6 はじめの30Mをクリアすればあとはなだらかな道が現れる


7 深い落ち葉に埋もれている


8 熊の糞! 人に出会うより熊に出会う確率の方がはるかに高い


9 時折、倒木に行く手をさえぎられる


10 しっかりした道が残っている


11 この道は標高差があるので、紅葉の盛りが上から下へと移っていく


12 熊の爪痕


13 このあたりの標高が最盛期。目を奪う鮮やかさ


14 やがて盛りを過ぎて落葉した樹間の道をすすむ


15 異様なキノコ


16 峠の墓地が見えてきたら「もみじ道」終点


17 もみじ道から碓氷峠へ抜ける場所には公衆トイレがある


18 碓氷峠から上州方面の眺め


19 碓氷峠から浅間山


20 碓氷峠展望台


21 行動終了。高嶺道からR18碓氷峠へ降りる


22 もみじ道にて古い硝子瓶発見「東京市日本橋區亀島河岸・大日本ボルト商工」の刻印あり
ネットで同様の瓶がありました