2006年夏山合宿(8月4日〜7日)

§参加者
CL@22 稲葉 輝 食糧 @13 吉川昌男 縦走班CL@13 伊井正人
@13 愛甲勝久 猿渡生祥(愛甲同期生) @21 宮本美知子 @21 鶴留純子


【宮本OG撮影写真】 【伊井OB撮影写真】 【猿渡氏撮影写真・寄稿文】 【Mr.Robert Olsonの槍ヶ岳】
【吉川シェフ@13の献立表】
 ========= 愛甲OB撮影写真 ========= 
【00.速報・暫定版】 【01.次世代の現役達】 【02.明神にて】 【03.登高-1】 【04.肩の小屋】 【05.登高-2】
【06.槍ヶ岳山頂より】 【07.天草から来た祖父と孫達】 【08.出会い】 【09.BCの朝】 【10.BC】 【11.最終日】

@ 徳沢班 8月4日午前7時30分新宿発(アルピコバス)上高地行〜徳沢園にBC設営
      愛甲、吉川、猿渡 稲葉
A 縦走班 8月4日新宿発あずさ7:00 中房温泉〜燕山荘〜常念小屋〜徳沢BC(6日午後)
      伊井、宮本、鶴留
 
§徳沢班
8月4日(金)
中村会長が体調不良で不参加となり、徳沢へは4名で入山しました。私達が乗車した上高地行き
直行バスには、「早稲田大学山歩の会」のグループが三十数名、それぞれ80Lほどのザックを持ち
込み、車内は若者の熱気にあふれていました。またメンバーの男女比は富士高現役時代を思い
出させました。7月の大雨による山岳道路の損傷を懸念していましたが、痕跡はありません。
昨年崩落して迂回道路となっていた部分が谷側に新たな脚橋を設置して本格的改修工事を進め
ていました。
嘉門次小屋で岩魚の炉辺焼きとビールで一休み。徳沢へ向かう林道は、快晴の夏空がそそぐ木漏
れ日に煌いていました。
徳沢の初日はビールに始まり、そして更けていきました。
 
8月5日(土)
吉川 テントキーパー(散歩、昼寝)
猿渡 BC〜上高地〜徳本峠(往復)
稲葉、愛甲、BC5:00〜横尾5;50(朝食)6:35〜二の俣7:27〜槍沢ロッジ8;00(休)8:20〜
ババ平9:00〜大曲9:40(休)9:50〜雪渓10:15(昼食1)〜2480m地点12:15(休)12:30坊主の
岩屋13:25(樹林帯を抜け直射日光で愛甲はかなり消耗、この岩屋の冷気を楽しむ)〜表銀座
コース分岐14:28 以降愛甲は50歩毎に立ち止まる。肩の小屋到着16:30 縦走班と交信。
 
8月6日(日)
吉川 テントキーパー
猿渡 BC〜蝶ヶ岳往復 
稲葉、愛甲 肩の小屋5:30〜槍ヶ岳頂上6:00〜肩の小屋6:30〜天狗原7:45〜大曲8:30〜
キャンプ場8:55〜槍沢ロッジ9:30(朝食)10:00〜一の俣10:30〜横尾11:10〜徳沢BC13:30
記録 @13 愛甲
 
§縦走班
<表銀座縦走> 中房温泉〜燕山荘〜大天井岳〜常念岳〜蝶ガ岳〜徳沢
〔コースタイム〕
8月4日(金)
燕岳登山口11:15〜第一ベンチ11:45〜第二ベンチ12:23〜第三ベンチ13:05
富士見ベンチ13:50〜合戦小屋14:30〜燕山荘16:15
8月5日(土)
燕山荘発6:15〜大天井下分岐9:10〜大天井岳10:25〜常念小屋15:30
♪燕山荘のお弁当:おこわのお結び2個、シュウマイ2個
8月6日(日)
常念小屋発5:45〜常念岳7:20〜2512mピーク9:00〜蝶槍11:55〜蝶が岳ヒュッテ12:45〜
蝶が岳13:30〜長塀山14:05〜徳沢BC着16:30
♪常念小屋のお弁当:胡桃パン3個、チーズ2個、ジャム・マーガリン3個、ドライフルーツ2個、ポカリ200ml
記録 @21 鶴留
 
〔行動記録〕
8月4日(金)
伊井OB:
04:30 穂高着。暴睡中を穂高でお降りの方の声え掛けで目がさめた。
05:30 中房温泉スタート−第一ベンチー第二ベンチー富士見台ベンチ迄
      (快調なペースでほぼコースタイム通り)
09:10 合戦小屋着  同行の佐藤親子(タクシーの合乗りから)とスイカなど食して大休憩
      (えらく話し弾んでしまい)よって合戦小屋のスタートタイムは割愛
09:30 吉川OBと携帯にて交信 バス組は諏訪を通過中とのことでした。
09:35 宮本OGと携帯にて交信 大糸線の車中とのことで切れてしまう。
11:10 合戦沢の頭着  佐藤親子に追いつかれ先行してもらう。
11:30 合戦沢の頭発  ここでも中休憩
12:20 燕山荘着
以降は例によってビールを軽く一杯のみ、燕岳を往復した次第で、写真にあった駒草と岩キキョウ
はその道中にしこたま咲いておりました。駒草はどうも人口栽培の気がしました。
 
今回の縦走はゴロフではありませんが、良きパートナーに恵まれて、病上がりの私を宮本・鶴留両OG
がサポートしてくれました。
御礼申し上げます。燕山荘〜徳沢まで本当にありがとございました。
それと3日とも好天に恵まれ、まさに稜線散歩をほぼ最後(蝶ケ岳)まで一緒につれて歩くことが
できました。
宮本さん・鶴留さん昨日より食が進むようになりました。食が細るのも老化現象の一つだと言われました。
要するに消化が活発でないのが原因だそうです。
@13 伊井 記
 
宮本、鶴留OG:
混雑する中房温泉には新しい入浴棟が出来ていて、軽食も食べられるようになっていた。
天気は上々。腹ごしらえをして合戦尾根を登り始める。
合戦小屋では有名なスイカを食べた。8等分で800円也。二人で分けて丁度良い大きさ。
800円出してでもまた食べたい位にとても甘かった。
燕山荘への最後の登りで「オーイ!」と伊井さんから声がかかった。連れが居る模様。
誰だろう?急に参加したメンバーがいたのかな?息を切らせて登り切ると伊井さんが
お出迎え。早速生ビールで乾杯。伊井さんによると夜行バスから一緒になった母子とのこと。
19時過ぎ、月が明るいので星はあまり見えなかったが、天の川も薄っすらと見えた。
この夜は畳2枚に3人という混み具合だった。
 
8月5日(土)
この日は一日中槍を見ながらの稜線歩き。一番楽しみにしていた日だ。
昼は燕山荘のお弁当を頼んだが、大天井荘で食べても良かったと思った。
大天井岳の頂上からは黒部湖も見えた。40年前の合宿で後立山から見た黒部湖を思い出す。
東天井の登りの途中で、向かいの斜面にツキノワグマを発見。ハイマツをワッサワッサと
揺らしながらすぐに隠れてしまった。
イワヒバリのツガイが巣作りのための木の枝を集めていた。(画像34参照)
ド〜ンと下って常念小屋へ。窓から真正面に槍が見える食堂にて生ビールで乾杯。
しばらくして愛甲さんが槍を目指していることを知り、外に出て槍を見ながら愛甲さんにTEL。
上手く繋がって少しお話した。明日は私も頑張ろう。
この夜は畳6枚に10人という混み具合。前夜は畳1枚に2人だったそうな。暑くて窓を少し開けて寝た。
伊井さんが知り合った母子のお母さんの方は、昔ここ常念小屋で1年間アルバイトをしていたそうだ。
 
8月6日(日)
小屋からすぐに常念の厳しい登り。途中雷鳥の親子を発見。(画像35参照)可愛らしい姿にしばし
足を止めてしまった。
360度の展望の頂上からまたまたド〜ンと下って樹林帯の中へ。そこで80歳はとうに過ぎたと思われる
単独行のお爺さんに出会った。「蝶ガ岳から来たが、これから常念に行ってまた蝶に戻ることは
できるだろうか。」と聞かれた。年金暮らしなのに8万円を失くして節約したいとのこと。
小屋の前の階段で転んで腕を捻挫していると言う。常念で泊まるように3人で説得。聞いてくれたかなぁ。
蝶槍の登りに取り掛かる前に腹ごしらえをしていると母子に追いつかれ、以降同行することに。
きつい登りを小5の男の子に引きずられるように登った。ピョンピョンと登る様子に励まされ、
なんとか最後の登りを終えた。
去年思いを残した蝶ガ岳山頂の眺望は素晴らしく良く、3日間の好天と無事を感謝した。あとは
徳沢への2時間半の下りが待っているだけ。
@21 宮本 記
 
天気に恵まれ、今年も楽しい合宿、ありがとうございました。
重いテントを運んでいただき、疲れた体に優しいお料理等々。登っている時の苦しさはすぐ忘れ
てしまいますが、よろしき山並とともに、心に残ります。
@21 鶴留 記
 
合流   縦走班の到着を待つ間、BCメンバーは徳沢ロッジで入浴。極楽のひと時を過ごす。
今夜は唯一の共同献立の夕食。吉川OBがいつもの通り陣頭指揮に立つ。吉川・宮本コンビが
考案した「特製そうめん」は様々な「具」と「たれ」が用意されていて、疲労で食欲が衰えた
胃袋には最適。数日間α米ベースの携帯食が続いていたので、久しぶりに「家庭料理」を味わう。
デザートに用意したメロンは明朝に食することとした。
テントの中で7人それぞれの三日間を語り合い、次の山に思いを馳せつつ就寝した。
 
8月7日(月)
今日はBC撤収するだけなのに、相変わらず夜明けとともに全員起床。幕営地の他のパーティーは
皆次の行程を目指し、出発準備に追われている。私達は充分すぎる時間があるので、とりあえず
テントを空にして朝陽の当たる場所に移動。天地を逆にして干す。
(20年以上テントを使用していない岳友には解りにくい作業か?)
ついでに汗にまみれ塩を葺いたシャツも洗濯した。
昨夜残したそうめんやサラダで朝食。酒仙稲葉OBは「未だ持っていた!」ウィスキーを楽しんでいる。
どこから来たのか、手入れの行き届いた可愛いポメラニアンが来訪。しばし交歓する。
四日間夕立も無く快適に過ごした徳沢を後にして上高地へ移動。河童橋の傍らで最後の食事は、
吉川OBが番外に用意していた冷やし中華だった。分厚いチャーシューにきゅうり・人参・ゆで卵
(さすがに錦糸玉子は調理パス)を載せ、極上の美味でした。そしてビールの追加。
16時新宿行きのバスに乗車する頃、上空はいつの間にか灰色に変わっていました。
 
〔まとめにならない後記〕
今年は合宿中の「ゴミ」をどこまで削減できるか、レトルト食糧を各自で用意して生ゴミの削減を
図りました。定番メニューのカレーライスは、持ち寄ったレトルトカレーを一つのコッヘルに混入
して加熱するという按配です。6日夜の一食だけは共同メニューとしました。結果残ったゴミは、
ポリパック、空ボトル、使用済ボンベなど、それなりに残りましたが総量はかなり減りました。
大量のビール空き缶は購入店にお返ししました。
4日間好天に恵まれ、当初構想したとおり、参加者全員が「それぞれの山の過ごし方」を満喫しました。
上高地はまさに日本の登山愛好者のメッカであり、入山者の様々なスタイルを興味深く観察できます。
中でも45名の隊列を組んだツーリストの槍ヶ岳登山には唖然としました。青森から夜行バスで入山、
槍から奥穂を目指す同世代の男性。天草から7歳と9歳の孫を率いて中房〜槍〜上高地を6日間すべて
幕営で辿る橋口翁(6日朝BCで再会した)。坊主の岩屋で出会った米海軍技官ロバート・オルソン
さんは登山の楽しみについて、1.出会い、2.ビール、3.風呂(下山後の温泉?)4.登頂、ときっぱり、
流暢な日本語と笑顔で語っていました。翌日同行の基地技官藤森さんとBCに来訪、しばし山談義を
して再会を約しました。
私達OB会では40年以上年齢差のある会員が、共通の山に接する方法として「夏山合宿」のBCを
上高地徳沢園に置いて今年で三回目です。仕事、子育て、介護、とそれぞれの世代はそれぞれに多忙
な日々を送っている事と思いますが、次回は是非皆さんご参加下さい。
@13 愛甲 記